AXE(エグゼ) SEFICO(セフィコ)財団

【鬼検証】AXE(エグゼ)を丸裸にしてやります。

AXE(エグゼ)の検証記事(2018年5月23日)

本日は、AXEというICOについて検証していきます。

ICOとは、Initial Coin Offeringの略称で「クラウドセール」や「プレセール」、「トークンセール」とも呼ばれ、使われる文脈によって微妙に指す内容が違います。

新しい資金調達方法であるICOが一般的な資金調達法と異なる点は、企業が独自の仮想通貨（トークン）を販売し、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を用いて世界中から資金を募ることができる点です。

連日ICO規制に関するニュースが報道されており、私もかなりチェックしているのですが今回のICO案件に関してはかなり胡散臭さを感じます。

それでは詳しい内容をチェックしていきましょう。

内容

AXE(エグゼ)は国連を通した発展途上国への様々な支援活動を行っているSEFICO財団の提供により実現した仮想通貨で、トークン保有者が増えれば増えるほど支援が広がり、結果コインの流動性が上がる仕組みになっているそう。

そのため、今回はICOに参加する人もしない人も応募者全員にAirdropによるトークンの無料配布を行うとのこと。

応募者全員にトークンを無料で配布します。　上場日：7月下旬(確定済み)

しかし冷静に考えて下さい。普通、ICOに参加しない人までコインの配布を行いますか？メリットありませんよね？w

今回は合計で100AXEを配布するそうで、その額4,500円になるとのこと。たかが4,500円かもしれませんが1000人がICOに参加すれば450万の出費です。もちろん彼ら全員がICO参加しない場合を考えられるので、その場合450万円そのまま負債に変わるのです。

今回ICOを全面支持しているSEFICO財団は、仮想通貨の業界におけるトップンジニアを大量に雇っていると言っていました。彼らに払う報酬も莫大な額になると思いますし、経費を考慮にいれれば数千万も下らないでしょう。

どうやって利益を回収するつもりでしょうねw

動画視聴

約9分間の動画を視聴しました。内容をざっとまとめると以下のようになります。

1. AXE(エグゼ)が出来た経緯
2. 仮想通貨業界の有名人コメント
3. 次回動画の概要

コレだけでしたw 基本的にサイトに書いてある内容と同じなので、視聴したところで意味はありません。動画内に仮想通貨業界の重鎮のような面持ちで登場したJoshua Hawley氏に関して詳しい情報を調べてみたのですが・・・

ハズレ！！検索トップにはミズーリ州司法長官のジョッシュ・ホーリーが出てきただけで、動画に登場したJoshua Hawleyの情報はありませんでした。一応彼の画像を載せておきますが、似ても似つきません。

動画では、彼以外にもこんな方も登場していました！！！！

小平つかさ！！

彼女は仮想通貨のエキスパートとして紹介されていましたが、普通に詐欺師ですw

小平氏は過去にいいねをお金を変える“ダイバージェントプロジェクト”をオファーしていた人で、30万円の商材を無料提供していました。

今回とパターンが似ていますね・・・・過去に怪しいオファーをしていた彼女がAXEは間違いなく成功します！といったところで信用出来ません。

応援団が詐欺師なんて信憑性に欠けますね。今回のようにICO情報や、情報商材を提供している人の中には交代交代でインタビュアーとオファー主を入れ替わる人がいます。

彼らははなから騙すことしか頭にない人たちなので、これらの商材をチェックする際には細心の注意を払うようにしましょう。

プライバシーポリシーをチェック

今回は海外ICOということで、プライバシーポリシーは全て英語でした。めんどくさかったのですが、ひとつひとつ丁寧にみていくと衝撃の内容が・・・

 When we have the consent of the disclosure of personal information from customer When we need to consigns the personal information to certain trusted third party of contractors for the scope of achieving the purpose of service When complying with laws and regulations

-日本語訳-

第三者への個人情報の禁止
お客様からの個人情報の開示に同意された場合サービスの目的を達成する範囲において、信頼できる第三者に個人情報を委託する必要があります。

これは一発アウトな表現です！！！何気ない表現に見えるかもしれませんが、かなりヤバイ表現ですねww

その名も特定電子メール法違反です。まずはコチラをご覧ください。

つまり、取得したメールアドレスは、許可なく様々なところで使わせてもらいます。という内容になります。

特定電子メール法では、メール受信者の承諾無しに広告宣伝メールの送信をすることを禁止しています。

一見、その旨は記載されているので、利用者の同意を得ているようにも見えますが、特定電子メール法上、同意が許されるのは商材を購入する際や会員登録をする際に、利用規約やプライバシーポリシーに同意するというチェックボックスにチェックして購入や会員登録をした場合です。

チェックボックスの形態をとっているのは、個人情報を第三者提供する際に同意を得たことを明確にするためです。

同意を得ていないにも関わらず、個人情報を第三者に提供する行為は、個人情報保護法違反であり、本来是正を求められ、責任追及をされるような内容です。

安易に大切なメールアドレスで会員登録をしてしまうと、知らないところから、大量のスパムメールが送られてくるという可能性がありますので、十分に注意しましょう。

ついでに特商法から住所もチェック！！

プライバシーポリシーをチェックしたついでに、住所もチェックしてみたのですがなんと住所の記載がありませんでした！

そして、さらに驚く事に電話番号や代表者の名前までも書かれていなかったのです！！

これでは、AXE(エグゼ)に関する情報を調べたくてもどこに連絡をとればいいか分かりません。仮想通貨自体の情報も曖昧で、会社の情報も全く分からないなんて前代未聞です。

AXE(エグゼ)は7月に上場が確定しているらしいのですが、本当に宣言通りに上場してくれるのか怪しいですね。

検証１日目まとめ

所々に非常に曖昧で信憑性に欠ける表現を使っており、純粋にビジネスに興味を持っている人間を食い物にしようとしているオファーを鵜呑みにしてはいけません！

「仮想通貨」「ICO」「アフィリエイト」「物販」「投資」といったキーワードが、連日、テレビやネットのニュースでも頻繁に登場するため興味を持つ人も多いと思います。

悪徳業者は「知識は無いけど興味はある人」を格好の標的にするため、このようなシステムを使う際には細心の注意を払うようにしてください。

通常、このように無料でノウハウを教え生計を立てている人のありがたいお話はそれだけは終了しません。実際に「こんな情報商材を購入しませんか？」や「絶対儲かるから是非挑戦しよう！」という甘い蜜を垂らしてくる輩が多く存在しています。

当然、これからも初心者をターゲットした無料オファーは増えていくと思われます。

今回もそうですが、情報商材やセミナー、ノウハウを武器にビジネスを展開する人々は「絶対に稼げる」「再現性100％」「確実に利益が出せる」と強気な発言を連発します。

惑わされてはいけません。これは大きな間違いです。ビジネス自体リスクがあるのでこの表現は適切ではありませんし、これまでビジネスをやっていなかった初心者が参加するには危険すぎるでしょう。

では、今回はこの辺で失礼し、また情報が追加されたら更新させて頂きます。